今回はantivirus system 2011という偽のセキュリティソフトが起動時に立ち上がり、「ウィルスがあなたのパソコンに入っているので、それを取ってあげるからお金を支払いなさい」といったようなメッセージを出し、消しても暫くすると画面に再度現れるものです。侵入経路については本日午前中にインターネットを閲覧した時に感染したらしいそうです。通常のプログラムの追加削除では消すことが出来ないため、当店に修理依頼していただきました。
当店にデスクトップ本体を持込んでいただき、お客様立ち会いのもと立ち上げてみましたら、英語のメッセージで何やらでていました(英語が苦手なもので)。インターネットで調べたところ、まだ新しいものらしく日本での情報は見つかりませんでした。
こういった場合の削除方法としては、システムの復元機能で、このメッセージが出だした日より前の復元ぽインドを使いメッセージを出なくします。その後、メッセージを出しているプログラムを見つけ削除します。これでたいていは問題ないと思います。
しかし、今回それだけでは終わらず、セキュリティソフト(Mcafee)が正常に動作しなくなってしまったため、Mcafeeのアンインストールを行い、再度インストールしなおしました。原因は偽ソフトがセキュリティソフトに見つからないようにセキュリティソフトの動作を止めたためと思われます。何のためのセキュリティソフトなのか疑問です・・
念のためお客様にご帰宅後、ディスクのフルスキャンをお願いして今回の作業を終えました。
追伸:antivirus system 2011はセキュリティホールから侵入するもので、トロイの木馬も同時に感染させるそうです。OSの重要な更新はもとより、PDFリーダー等、インターネットにつながるものは更新情報に気を付けましょう。
所要時間:2時間 料金3,500円(会員持込修理)
|