今回は、電源は入るが起動できないパソコンの、修理のご依頼です。
お客様のお話では、調子がだんだん悪くなり最後には起動できなくなったそうです。
確認してみますと、電源が入りNECのロゴが表示された後で止まってしまいます。
原因として考えられるのは、HDDが一番疑われますが、念のためメモリの検査も行うことにし、それぞれのテストプログラムにて異常の有無を確認しました。結果どちらも問題ないことからHDDの論理障害によりMBRが読み取れない状態のため今回の症状が出たものと思われます。HDDの修復後パソコンは無事立ち上がるようになりましたが、終了時に電源が切れないで再起動してしまう現象が持込み前同様に起きることが判明しました。SATA端子等の接点が接触不良等で動作不良を起こしている可能性が考えられるため、端子を清掃接点活性剤塗布を行いました。結果は効果がなかったため原因はソフトウェア（OS）側にあると思われるため、今回はこれ以上の原因究明は断念し、お客様の使用状況でリカバリ等の対策を再度ご提案させていただくことで、納品とさせていただきました。

　今回はMicrosoft Security EssentialsがWin Maximizerをマルウェアと判断し駆除を行ったところ、デスクトップアイコン等の表示異常が起こり、またWin Maximizerの警告表示も起動時に毎回出るようになってしまった、パソコンのソフトウェア修復のご依頼です。
　Win MaximizerはRegistryBooster等と同じ迷惑ソフトで、いかにも無料でパソコンの不具合などを治してくれるような勘違いさせるもので、実際にたくさんのエラーがあることを表示し「直したければお金を払え」的な表示を毎回起動時に表示するものです。
　本来、この手のソフトはセーフモードで起動し、コントロールパネルからプログラムの削除で、大抵はアンインストールできるのですが、お客様は気にせずに放置していたため、セキュリティソフトの更新定義ファイルがWin Maximizerをマルウェアと判断し、不完全な削除を行ったために起きたものです。
　通常の修復方法は、システムの復元プログラムを使い、Win Maximizerがインストールされる以前に戻し、本体プログラムを削除すればいいのですが、今回はかなり以前にインストールされていたらしく、復元機能で戻す最も古い日時でも警告表示が消せませんでした。再度Win Maximizerをインストールし、すぐさまセーフモードでプログラム削除を行うことで表示も出なくなりました。その後、セキュリティーソフトの完全スキャンを行い問題がないことを確認し、納品させていただきました。

　今回は宅配修理で、長時間使っていると画面に横縞のノイズが出るディスプレイの修理依頼です。
　確認してみたところ、1時間を過ぎたあたりでノイズが出始めました。ノイズ自体は時間による変化はなく、常に同じような状態で出続けます。最初は制御基板のコンデンサー不良が原因の可能性が高いと考え、出力側のコンデンサーを取換えてみましたが、効果はありませんでした。
　いろいろ試行錯誤していくうちに基板と液晶パネルを結ぶケーブルを触るとノイズが出ることが解りました。よくよく調べてみると、パネルの裏でテープ止めされている個所に一部はがれがあり、それが原因で起動後時間がたつと液晶パネルが熱で膨張し、コネクタに負担がかかるためにおこる現象と解りました。
　修理方法としては、ケーブルのコネクタ部分に負担がかからないよう、ケーブルをパネルにホットボンドで固定することにしました。
　修理後2日間ほど様子を見ましたが、ノイズが出ることもありませんでしたので、宅配便で納品させていただきました。

　今回は、宅配修理でDCジャックのセンターピンが折れたために、電源が入らなくなったパソコン修理のご依頼です。
　ジャックを確認したところ、センターピンが根元から折れていました。折れたピンを修復するのは強度的に無理なため、部品交換で対応することにしました。分解して部品を確認したところ専用部品が使われていましたので、お客様と相談の上、専用部品を取り寄せでの取替修理となりました。　部品発注から納品まで延べ4日間かかりましたが、専用品での修理のため基板等を加工することもなく、綺麗に納まりました。（当然ですが）
　組み立て後動作確認とその他の部分に異常がないかを確認し、宅配便にて納品させていただきました。

　今回は、XP Anti-Spyware-2012に感染したパソコンの駆除依頼です。
　XP Anti-Spywareは以前にも持込みで駆除のご依頼をいただきましたが、なんでセキュリティソフトが対応しないのか理解できません。その他にも画面上に振り込み要求を表示し、消しても消しても現れるメッセージなど、どう考えても迷惑ソフト（マルウェア）そのものだから、セキュリティソフトが対応するが筋ではないでしょうか。みなさんはどう思われますか。
　駆除方法としましては、前回該当ファイルを消した後で、パソコンの操作がまともに出来なくなってしまったことから、今回はタスクマネージャーから該当プログラムを見つけ、プロセスの終了を利用して停止させ、直後にスタート→プログラム→アクサセリ→システムツール→システムの復元を起動し、感染日前の復元ポイントを選択してXP Anti-Spyware-2012の自動起動を止めました。
　その後、該当ファイルの削除と感染源のトロイの木馬を駆除するため、セキュリティーソフトで完全スキャンを行い、数回起動終了を繰り返し問題ないことを確認して納品させていただきました。

　今回は、パソコンが起動できないということで、持込み修理をご依頼いただきました。
パソコンの電源を入れますと通常と違い、ハードディスクが見つからないというメッセージを表示して止まってしまいます。
　これはハードディスクが壊れた場合に起きる症状で、ディスクを交換しないと治らない現象です。
　今回の機種は、リカバリーディスもHD内から作成させるタイプであり、またお客さまもリカバリーディスクを作られていないことから、何とか取り出せないか色々やってみましたが、取り出すまでには至りませんでした。
　仕方なくリカバリーをメーカーより取り寄せすることになり、その分費用と時間がかかってしまいました。
　皆様もこんなことにならないよう、大事なデータとリカバリーディスクは確保しておきましょう。よくわからない方は当店に、お気軽にご相談ください。

　今回は、パソコンの容量不足解消のご依頼です。
長年使っていると、インターネットエクスプローラで使われる、Content.IE5フォルダ内の情報が肥大化することがあります。
　本来であればこれらの一時ファイルは、IEの終了時点で削除されるべきものですが、何かの拍子で削除されなくなるようになり、どんどんハードディスクの空き容量を減らしていき、最後にはシステムからのエラーメッセージを見ることになります。
　厄介なのはディクスのクリ―アップ等では削除できないことで、いくらいらない物を消してもすぐにその分を食いつくしてしまうということです。
　今回は、インターネット一時ファイルを他に移すことによって、本来の空き容量を確保することが出来ました。
　皆様も、ハードディスクの容量不足でお悩みの時は、Content.IE5の肥大化を疑ってみてはどうでしょうか。

　今回は修理ではなくミュージックプレイヤー買い替えによる、楽曲の移し替えのご依頼です。
　同じメーカーの製品であれば、簡単に移し替えも可能でしょうが、流石にメーカーがappleからSONYではそうはいきません。
　そもそもipodの圧縮形式はmp4でありWALKMANはwmaです。単純にコピーしただけでは再生してくれませんし、曲名やアーティスト名の表示もできなくなってしまいます。
　今回行った方法は、iTunesでiPod内のデータを直接取り込み（フォルダ取込み）、itunesのバックアップ機能でDVDを作成し、それをオーディオタイプ変換ソフトでコンバート後、x-アプリを使用して取り込み、さらにWALKMANに転送しました。
　確認したところ、各種情報も問題なく移行できましたので、納品させていただきました。

　今回はパソコンが起動できないということで、持込み修理をご依頼いただきました。
お客様のお話では、電源スイッチを入れても立ち上がらないということでしたが、当店で確認したところ問題なく立ち上がりました。
　こういった症状はマザーボードまたは電源が壊れかかっている場合によく見られる症状で、なんかの拍子でまた起動できなるなる可能性があるため、ケースを開けてマザーボードを調査してみました。すると、コンデンサーの一部に膨れと液漏れがあり、これが原因で電源が入らなくなったと思われます。
　今回は同じコンデンサーが手配できなかったため、同じ仕様で外形が少し大きなものとの取り換えになりましたが、何とかとなりのコンデンサーに支障のないように取り付けることが出来ました。
　動作も半日ほど起動させてみましたが、問題ないことから納品させていただきました。

　今回はskypでテレビ電話が使えなくなったとのことで、修理依頼をいただきました。
　パソコンを立ち上げデバイスマネージャ上に内蔵のカメラが表示されていないことから、ケーブル断線かコネクタの緩みの可能性が高いと判断し、分解してケーブルの状態を確認しました。
　本体側の接合部分は見たところ問題なさそうでしたが、念のため接点活性剤を塗布し仮組のまま本体を立ち上げ確認しましたが、やはりカメラを認識しませんでした。
　今度はカメラが取り付けられている液晶上部を分解したところ、カメラからのケーブルコネクタが外れかかっていることが解りました。
　はめ直して確認したところ、デバイスマネージャー上にも表示されるようになりskyp上でも正常に動作することが確認できました。
　お客様のお話では、一度パソコンを落としたことがあるとのことで、その時の衝撃が原因で今回の事態が生じたと思われます。
　もしも冷却系のファンなどが止まると、加熱により被害が他に波及する場合もあります。皆様もパソコンに衝撃を与えた場合は、各部に異常がないか確認することをお勧めします。

今回は、パソコン使用中に画面が真っ暗になってしまったため、修理をご依頼いただきました。
当初は使用中に突然見えなくなったということで、バックライトかインバータの故障が原因と思っていましたが、お預かりしたパソコンの画面には、うっすらとも映っていないことと、外部出力ではちゃんと表示するため、液晶信号ケーブルの断線もしくは接触不良が原因と考えコネクタ類の接点清掃と差し込み直しを行うことで、無事元に戻りました。
お客様のお話では、背中に背負って自転車に乗ることがあるそうです。今回の原因はその辺が影響したかもしれません。パソコンは振動には特に気をつけるように、皆さんもお気を付けください。

　今回のパソコンは、偽装セキュリティーソフトのXP Anti-Spyware-Unregistred Versionが起動し、当ソフトに無効化されたセキュリティーソフトでは駆除できず、表示を消してもしばらくすると再度表示されるため、以前の状態に戻すよう、ご依頼をいただきました。
　このソフトをインターネットで調べてみると、XP Anti-Spyware-2009とか2011の情報はありますが、Unregistred Versionについては日本での情報が見つかりませんでした。感染経路はトロイの木馬によるものらしいのですが、復旧方法も2009、2011とは違う可能性があるため、今回は、当店独自の方法で復旧しました。
　やり方としては、該当プログラムの検索削除後システムの復元によるレジストリの復旧です。先ず、XP Anti-Spywareの見つけかたですが、起動直後にタスクマネージャを起動し、プロセスタブでCPU使用率を高い順に並べると見つけることが出来ます。
　見つかればファイル名を検索して該当ファイルを削除します。削除後、再起動すると、レジストリに操作がされているため、システムの復元が実行できない（それ以外のプログラムも起動できない）状態になっています。この場合でもコマンドプロンプトは使用できましたので、コマンド入力でシステムの復元プログラムを起動することで復旧は可能でした。
　その方法で感染前の状態に戻し、そしてセキュリティソフトですべてのファイルをスキャンし、見つかった感染源のトロイの木馬を駆除しました。再起動後、動作に異常がないことを確かめ納品させていただきました。
今回の削除方法が最適かは解りませんが、皆さんの参考になれば幸いです。

　今回のパソコンはACアダプターからパソコンに電源が供給されず、起動できないため修理のご依頼をいただきました。
　お客様の説明ですと、DCジャック部分を触ると時々電源ランプが点灯するそうです。
　ACアダプタ本体はテスターで確認したところ、正常に動作していることからDCジャック受け部の半田割れが原因であると推測し、該当部分を確認できるところまで分解しました。
　確認すると半田付け3か所のうちの1か所にクラックが入ってました。該当部分にフラックスを塗布後再半田を行い、動作確認後、翌日納品させていただきました。
　ちなみに、お客様が某店で修理を依頼したところ、機器が古いという理由で、買い替えを勧められ修理を断られたそうです。当店の今回の対応に喜んでいただきました。

　今回の修理は、リカバリー途中でマイクロソフトオフィースのCDを認識できず、リカバリーが中断してしまうため、ドライブ修理をご依頼いただきました。
　お預かりしたパソコンのデバイスマネージャーを確認すると、DVDドライブに注意マーク（！）が表示された状態でした。とりあえずデバイスの削除でDVDドライブを削除し、再認識させたところ注意マークは消えましたが、ディスクの読み取りがうまくいきませんでした。
　レンズクリーニングを行っても改善しないため、ドライブを本体から取り外し、接続端子をエアーブロー後接点復活剤を塗布したところ、やっと正常に動作するようになりました。
　光学系のドライブは、いざ使おうとしたときにちゃんと動かないことがよくあります。皆様もたまにはちゃんと動くか確認してみてはいかがですか。

　今回はパソコンの故障ということではなく、HDのCドライブが一杯になりまともに動かなくなったなったパソコンのHD領域設定変更作業です。
　この手の事例はよくあることで、市販のパソコンは大抵2つの論理ドライブC,Dに分けられた設定で販売されています。扱うデータ量によりますが、意識せずにマイドキュメントばかり使用すると必然的にCの容量不足が発生します。
　よほど古いパソコンでなければ、それでもまず問題にならないのですが、動画や写真をため込むと、この限りではありません。
　そうした場合は意識的にファイルの保存場所を偏らないよう分散させる必要があります。そんなときの第1候補がDドライブになります。
　今回お預かりしたパソコンのドライブ容量構成はCドライブ50％、Dドライブ50％でCドライブはほぼ満タン、Dドライブはほぼからっぽの状態でした。
　特に動画や写真をため込んだわけでもないのですが、もともとの容量が少なめ（４０GB）のパソコンのため今回の事態が発生しました。
今回はお客様の要望で3対1の割合に領域を変更しCドライブの空き容量を増やしました。