今回のパソコンは電源は入るが画面に何も映らず、ハードディスクにもアクセスしない状態のものでした。
こういった現象の原因はいろいろあり、重症の場合はマザーボードの取替等が必要な場合もあります。
お預かりしたパソコンはSATA(シリアルATA)のハードディスクの信号ケーブルの接合部に不具合があり起動できないもので、こうした事例は最近よく遭遇します。PATA(パラレルATA)の時代はケーブルのコネクタがピン形式でかなりがっちり接合されますが、シリアルの場合は接合が緩く(最近のケーブルはは抜け止のストッパーが付いていることが多いがそれでも接触不良になることがある)当初は問題なく動いていたのに、ある日突然起動しなくなるとか、何回かに一回起動しないなどの症状が現れます。こんなことでパソコンが無反応になるのはSATAのコネクタ構造と信号のやり取りに問題があるからだと思います。次世代のインターフェースでは解決されることでしょうが、当分はエンドユーザーが犠牲になることになります。
こう言った症状のパソコンをお持ちの方は、接点部分に接点復活剤を塗布することを、一度試されてみてはいかがでしょうか。
所要時間:1時間 料金:3,150円(会員価格)
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